認知症グループホームでの夏の音楽会

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7/28(日)、認知症の方を対象とした、音楽ボランティア第3弾、扇子を皆さんの手と思考で作りました。三味線、ピアノで歌いました。

毎回、音楽の挨拶と題してはじめにピアノを弾きます。

今回は、ロマンチックに、1940年ピノキオ映画の主題歌、【星に願いを✨】を弾きました。
今まで一言もおしゃべりしなかった90代男性が、何がはじまるんだ!
座ってれば、いいんだな?と威勢の良い声で話しています。

中国の男性も、物静かにこちらをじっと見ています。
女性達は、私お手製の歌詞本に興味を持ってくださり、【愛犬らむちゃんの表紙】を褒めています。

月に一度の皆さんとのコミュニケーションですが、回を重ねる度に距離が近付き、音楽会が一層スムーズです。やっぱりハート♥️とハート♥️の付き合いなんだな!と感じます。

音楽は昭和のお茶の間を意識した歌謡曲、「いい湯だなぁ♪」を用意しました。💋歌を歌いながら、🕺ババンガバンバンバンの所で、👣足踏みをしていただく。 なかなか、難しい作業です!
童謡は「トンボのメガネ」で、ほのぼのしていただく。
三味線は松島の民謡「斎太郎節」と青森民謡歌詞「黒石よされ節」の違いを聴いていただく。
つまり、ノリが明るいか暗いかが、一目瞭然なんです。
最後は、花笠音頭とソーラン節は、もうみなさんと18番にしました^_^
わたしが三味線弾く前から、90代の男性、歌いはじめています。
ちょっと待ってね!とひとりで、仕切りなおしです。
10曲歌った後はいよいよ、オリジナル扇子作りです。
私の生徒さんで1人お手伝いしてくださる方もおり、スタッフの方々も交えて景色のシールを貼ってみたり、タッセルにご自分のアルファベットを飾ってみたり、思い思いの作品が完成しました。
💮想像以上に感触がよく、
90代の女性は、「これは、いただいていいの?何か袋に入れて大切にしたいわ」
90代の男性は、はじめ総入れ歯だから、歌えないと、憎まれ口を呟いていましたが、「こりゃ、素晴らしい扇子ができた、オラもう少しで、誕生日なんだ!冥土の土産になったよ!」と、リビングに響く大きな声で、笑顔です。
90代の男性も「こんな嬉しい事ないね、大切にするよ、またいつでも来てね。」

認知症の軽い方、重い方、さまざまですが、今日は心が一つになった瞬間でした。
私の趣味であり、学びの場、研究の場であるこちらの音楽療法は毎月続けます。

認知症グループホームでの夏の音楽会
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